勘の良し悪しとシニアの求人事情

お取引先から

「勘が悪い人は入社してから困るから、勘が良い人が欲しいんだよね」

と言われ

勘の良し悪しとはなんぞということを考えてみました。



「勘の良い人は、小さな変化や兆候を読み取り、
 同時に自分の解釈の妥当性を確認する作業を積み重ね、
 解釈のデータベースを作り、
 そのデータベースを照会するから、1聞いて10を知るような理解の早さになる」

ととある人に言われ、とても納得。



この勘についての考え方にそって、逆に「勘が悪い」状態を類型化してみました。




<原因による分類>

 1.経験の絶対数が少ない

 2.経験数が十分でも、解釈のデータベースに蓄積するという概念に欠けている

 3.経験数が十分で、かつ解釈のデータベースに蓄積する概念があっても、
   自分の解釈が正しいかを確認する作業が不足している


<結果>

 1.解釈のデータベースが少ない

 2.解釈のデータベースが少ない

 3.解釈のデータベースが不正確



<現象>

 1.10を理解するのに10の説明を受けないと理解できない

 2.10を理解するのに10の説明を受けないと理解できない

 3.説明を受けると、正しいデータベースから正しい解釈をすることもあるが、

   間違ったデータベースから間違った解釈をすることもある

   (つまり正解不正解がかなりランダム)



<将来性>

 1.この中には解釈のデータベースが正しく蓄積される可能性の
   ある人が一定割合いる。

 2.いつまでたっても10を理解するのに10の説明が必要

 3.正確なデータも保有するため、意外に自分に自信があることも多く、
   故に、不正確なデータベースを修正する意欲に欠ける。
   データベースに入るロジックが間違っている可能性が高いので、
   今後も不正確なデータベースを蓄積する可能性が高い



年齢ではてはめれば、一般的には、1がジュニアで、2,3がシニア。


ジュニアで勘が悪い人でも将来性が見込まれて採用に至ることが多いけれども、
シニアで勘が悪いと改善見込みが低いと判断されて採用に至らないという具合です。


私も40代、転職市場では十分シニアと言われる年代です。


シニアの方々、3のパターンにならないように、
自分のデータベースを常にブラッシュアップしましょう!


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