子育て費用について思うこと。
日本で子育てをすることの大変さのひとつは、いまさら言うまでもなく、
人件費が高く、育児にお金がかかることでしょう。
もし保育園に入れずにベビーシッターを雇えば、
自分の労働時間+勤務時間の保育のシッター代金が
かかるわけで、これは人を一人雇うことと同じです。
しかも、この費用は、税引き後で払わなければならない。
すなわち、
(自分の労働時間+通勤時間)×シッター時給
よりも
自分の労働時間 × 自分の時給 ×(1−税率)
のほうが多くないと賄えないということです。
つまり自分の時給がシッターの時給の倍以上ないとシッター代が賄えない。
多くのケースで容易な水準ではないと思います。
せめて、育児にかかる費用を税引き前の所得から
控除できるようになればいいのに。
そして、それが実現すれば
費用負担の軽い公立保育園に通わせている人と、
費用負担の重い私立保育園やシッターを雇っている人の
不公平感の多少の改善になるのに。
そう思い、色んな政治家に会うたびに、この話をしますが、
いつもスルーされます。
あまりにスルーされるので、この考え方が間違っているのか!?
と思っていましたが、
先ほど読んだ日経ビジネスの記事の中に、
「オーストラリアでは
育児にかかる費用の税引き前の所得からの
控除を政府に求めるロビー活動が盛ん」
という話が出ていました。
やはり地球の反対側でも納税者は同じことを思うのですね。
日本では、待機児童解消問題ばかりがフォーカスされ、
そういうロビー活動はあまり耳にしないけれど、どうなんだろう?
誰かやっているのかしらん?
今度、政治家の先生に会ったら、また話をしたいと思います。
いや?そもそもこういう話は政治家の先生に話しても意味がないのか?
政治家の役割が分からないこの頃です。