M&Aの求人ニーズ

先ほどお取引先にM&A関連の人材マーケットを聞かれましたので、ブログにも書きます。


外資投資銀行では、チームの再構成をしているところが多いようで、年明けから転職を検討する方が増えています。年明けだけであればボーナス後をにらんだ動きであり例年のことですが、今年は夏になった現在も継続しており、例年とは様相が違います。そして、採用をはじめたかなと思うと、本国で新たな損失が発表され、それと共に日本の採用計画もなくなったりしています。当然、報道で伝えられる損失拡大・処理と採用計画は連動しているのでしょう。とはいっても、ジュニアのニーズは引き続き残っています。一方、サブプライム関連の影響が少なかった一部の日系の大手投資銀行は採用を少しずつ始めたようです。日本の銀行はBIS規制が強化された結果、昨年はサブプライム関連に投資しづらかったようで、損失は大分少なかったようです。銀行では引き続き採用があります。


外資ブティック型のM&Aハウスのいくつかが日本に出てきています。純粋なM&Aハウスはサブプライム関連に投資をしておらず、そのためバランスシートが痛んでいないからか、事業拡大意欲が強いと感じます。大手投資銀行がバランスシートの劣化でおとなしくなっている今、マーケットを広げるチャンスと考えているのかもしれません。


また、国内のミッドキャップ(中堅企業)のM&Aは事業承継ニーズがあり、引き続きM&A案件は多いようです。売買価格は下落しているのかもしれませんが、ディールは減っていないようです。複数の会社から積極的に人員を増やしたいと言うニーズを伺います。


一方、金余り現象は変わっていないようで、アセットビジネスであるファンドでは新たにファンドを設立する動きもあります。それに伴い、人材募集しているところも多いので、M&A業務経験者をファンドが採用するケースも多くあります。


M&Aポジションをお探しの方はぜひ以下のURLを見てみてくださいね。
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