糸井さんの”「公私混同」論”に賛同

今日の日経新聞糸井重里さんのインタビューで社会人や企業人に「公私混同」をすすめているという記事が載っていました。趣旨としては、「生活者である自分の【私】で蓄えたことを【公】で活かすようでないと、人の心を打つ仕事はできない」というものです。


以前、取引先から「御社に電話して担当のコンサルタントが外出だったとき、電話に出た御社のタムラさんは何とか連絡が取れる方法がないかと一生懸命考えてくれて、うれしかった」といわれたことがあります。単に電話を取り次ぐという仕事だけであれば「外出しています」といえば済む話ですが、そういう杓子定規ではなく一生懸命に連絡を取ろうとしたタムラさんの人間性が、自社のことながら、えらいと思います。


仕事だからきちんとやらなければと思うあまり、たとえば「それは当社の規程でそうなっていますからできません」などと言ってしまう人の気持ちも分からないではないのですが、言われた側は普通、カチンと来ますよね。もっと心が通った対応をなぜしてくれないんだろうと感じます。そういう、いかにも仕事ですといった【公】の対応をされたときに不快に思った【私】の心を忘れずに、仕事に活かしたいと思います。