新潟小旅行

いろんなご縁がかさなり、今週末は新潟の方に新潟を案内いただきました。数多くの見どころスポットがありましたが、個人的にもっとも興味深かったのが、「町屋の人形さま巡り」です。村上の古い町並みを歩きつつ、町屋のかたが好意で展示しているお雛様たちを見る催しです。


中には江戸時代初期のお雛様などもあり、古いものが民家にたくさん残っていたことにまず驚きました。そして、江戸時代のお雛様の顔や格好と現代のそれとは随分違うことに強く興味をひかれました。


どんな違いに興味を持ったかというと、まず、江戸時代のお雛様がまるで中国の西太后がかぶるような冠をかぶっていることです。どうやら現代人がイメージする平安風のお雛様の姿格好は、近代のお雛様のもののようです。もしかすると他の地域では違うかもしれませんが、少なくとも村上地方は江戸時代、高貴な女性は正装として中国風の冠を用いていたということだと思います。


ふたつめに興味を持ったのが、顔つきです。高貴な身分の人形は細面で目が細く鼻筋が通っているのにたいして、人夫風の人形は丸顔で目が大きく鼻はだんごっぱなです。明らかにわたしの顔立ちは後者のほうであるわけで(^^;)。身分制度のない自由な時代にうまれたことに少し感謝しました。


司馬遼太郎先生の「街道をゆく」であれば、ここで“人形で見る歴史”のような小話が入るのでしょうが、素人のわたしはこれまで。でも今まで自分が知らなかったところに出かけて文化に触れると、やおら好奇心に火がついて楽しいですね。将来は司馬遼太郎先生のようなアウトプットが出来るよう、精進したいと思います。


最後になりましたが、コジマさん、オグマさん、クリヤマさん、貴重なお休みのところ、ご案内いただきありがとうございました!幹事のミナベさん、そしてご一緒いただきましたムラヤマさん、タカハシさん、ワキさん、ありがとうございました。楽しい旅でしたm(_ _)m

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