選挙

昨日は参議院選挙でした。

私はいわゆる無党派層ですので、選挙のたびに政党や候補者をさらから選ぶわけですが、いざ選ぼうとすると候補者のことをよく分かっていないことに気づきます。正しく理解して選ぼうとすれば、自ずと日々政治に関心を持ってどの政党や議員の方がしっかり働いているのかを見ている必要がありますが、報道されるのは全国的な問題ばかりで自分の選挙区選出の方々が何をしているのかまでは正直言って理解できていません。現職議員の実績が良くわからないので、無党派層は名前を聞いたことがあって、一生懸命やってくれそうな行動や誠実そうな外見、肩書きなどを持つ新人をイメージで選んでしまうことが多いのだろうと思います。


現職と新人とたまたま何人か選挙に出ていた方と面識がありますが、報道を通じてのイメージと実際には良い意味でも悪い意味でもギャップがあります。報道から得られるイメージとはつくづく限界があるものだと実感します。尤も、「仕事の評価は仕事を通してしか正しくできない(by知人の社長)」とするならば、その印象も正しいとは限りませんが。


いずれにせよ戦局を左右する無党派層がイメージで選ぶことが多いという現実を考えれば、有名人、著名人を候補者として擁立し、議席の確保に努めるのは政党としては正しい行動なんでしょうが、本当にそんなことで良いんだろうかと昨日は選挙結果を見てつくづく思ってしまいました。


勝手に意見を言わせて頂けば、そもそも議員の数が多すぎるのではないでしょうか。投票する側は議員の人数が多いのでこんな人もいても良いか、と気軽な気持ちで投票している面は否めません。また、政党サイドも人数が多すぎる故に数合わせ要員(といっては失礼ですが)を擁立せざるを得ないという状況であり、仮に選挙のあと議員としての仕事をしっかりしなくても支障がでないのではないかと勝手に想像してしまいます。といっても、議員が議員を減らす法律を作るわけがないので、議員数の削減は現実には難しいんでしょうけども。


いずれにしても選挙民として候補者のことが良く分からないと言っていることに問題があるんでしょうから、これからはもうちょっと勉強します。

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