不動産アセットマネージャーの仕事

不動産ファンドのアセットマネージャーは大抵仕事が忙しいものです。今日は友人で不動産ファンドのアセットマネージャーをやっている人と飲む約束があったのですが、そもそも集合は9時30分。でも先ほど連絡があり、「仕事が終わりそうもないので、10時30分スタートでも良い?」。それはさすがに遅いでしょ、ということでリスケし、ブログを書いてます。


なぜアセットマネージャーの仕事が忙しいかと言うと、彼らを取り巻く関係人の数が多く、必然的にコミュニケーションが多量になるからです。


アセットマネジメントの具体的な仕事をざっと書くと・・、
投資対象の不動産を決める際に、投資家に相談し購入計画を作って、その運営方針にそった物件を探してくるようにソーシング担当にお願いし、物件が見つかったら購入を決定し、アクイジション担当と連絡を取りながら、ファンドに組み入れ、そして運用計画(収支計画、賃貸計画、管理計画、修繕計画など)を作り、その計画通りに遂行できそうなプロパティーマネージャーを探して、彼らに指示して報告を聞いて、そして投資家への報告書を作って、投資家に説明する。
一つ一つのアクションに複数の人が絡むため、複数人に連絡をし調整をする、という作業がどうしても多くなります。かくいう私たち人材エージェントの仕事も似た性質がありますから、コミュニケーション量が多い仕事は想像できます。コミュニケーションが多いということは、いつも何かの連絡に関わっており、連絡が滞ることが許されないことですから、何かと忙しいものです。


仕事の種類は色々な切り分け方があると思いますが、コミュニケーション量の多少で分けるのも一つの切り方です。コミュニケーション量の多い仕事は人と接することが多いので”動的な仕事”で、コミュニケーション量の少ない仕事は少数の人との連絡のみで完結する”静的な仕事”と言えます。営業以外にも”動的な仕事”はたくさんあります。皆さんは動的・静的、どちらが好きでしょうか。私はどちらも嫌いではありませんが、どちらかというと動的なほうが好きですね。どちらも程ほどなのが一番ですけれどもね。