ヘッドハンターに声をかけられる人材?

今日たまたまとあるインタビューを受けて色んなことを聞かれ、改めて色んなことを考えました。


例えば、「どうしたらヘッドハンターに声をかけられる人材になれるのか」という質問を受けました。インタビューアーいわく、若い多くの人は30代後半、40代になったときにヘッドハンターから声をかけられる人材であるためには何をすべきかを考えるのだそうで、その参考になることを話して欲しいとのことでした。



ここで注意しなくてはならないことは転職しやすい要件を持つ人−すなわちヘッドハンターが声をかける人−と、中長期的に優秀な仕事をする人とは必ずしも一致しないということです。


たまたまやっている仕事がブームのときは他社も忙しいですから、たくさん声もかかるでしょう。また、ジェネラリストよりもスペシャリストのほうが転職しやすいので、ヘッドハンターの眼にもとまりやすいですね。しかし、いわずもがな、ジェネラリストも組織の中では重要な役割を担っているわけで、スペシャリストとジェネラリストという分類は能力のたかを測るものではありません。



まあ、もてないよりもてた方が気分が良いでしょうけれど、転職しやすいからといって、その後成功するかどうかは別問題ですよね。当たり前のことでしょうが、大事なのは声がかかるかより、選んだ環境で活躍できるかどうかだと思います。