最近の状況

最近、業界の方との話はたいてい「最近どう?」という会話から始まります。「ぼちぼちです」と回答すると、「えー、ぼちぼちなんてすごいじゃん」という反応が返ってきます。一体どんな回答を期待しているのだか(苦笑)。環境は厳しいですが、引き続き求人情報はあります。一昨年の景気は悪くありませんでしたが、その景気の良い当時と景気の悪い現在の案件数を数えると400件くらいと、同じくらいの数になります。結局、今の人員では情報収集量の限界値がそのあたりということなのだろうと思います。もう少し情報を深く詳細にキャッチすることが出来れば、もっとお役に立てるはずと思い、この環境ではありますが、コトラでは新しくコンサルタントを迎えることにしました。さらにお役に立てるようガンバリマス。


そうは言っても、マクロ経済は厳しいですね。昨夏、ガルブレイスの「大暴落1929」を読みましたが、その本によると当時の大恐慌では1929年に暴落を始め、1931年まで暴落が続いたと記載があります。3年間下がり続けたわけです。昨年読んだときには、今が1929年(暴落の始まり)なのか、それとも1931年(暴落の終わり)なのか、どちらなんだろうと思っていましたが、最近の状況を鑑みるに、まだ1930年あたり(すなわち下降局面が継続中)と思っている方が多いようですね。とはいってもこういう状況だからこそ始まるビジネスや活況になるビジネスもあるわけで、そのような前向きな情報を収集していきたいと思います。ダーウィンの進化論で言われているように「この世に生き残る生物は、最も強いものでもなく、最も賢いものでもなく、最も変化に対応できるものである」ということを肝に銘じようと思うこのごろです。