マーケット

昨日は友人4人とご飯を食べました。


そのうちの一人は現在、大手の金融機関でプリンシパルインベストメント(自己資金投資)に関わっています。その友人いわく、今年の4月から殆ど投資を実行していないので、今は暇なのだそうです。


でも、不動産投資をしているファンドや会社の中には、銀行からのリファイナンス(=借り換え)が出来ずに、不動産物件を放出しているはず。投資案件はマーケットに出ているのではと思い聞いたところ、やはり出物はそこそこあると言っていました。しかも、以前よりもかなり値段が下がっている。しかも、プリンシパルインベストメントなのでローンレンダー(=銀行など)に気兼ねすることがない。それでも、投資をしない。売り手サイドからも「ここでリスクをとるのが自己資金投資でしょう!」といわれるらしいのですが、やはり大手の金融機関では下がっている局面で、投資できる雰囲気はないようでした。同じ行動をする人が増えて、買う人が著しく減れば、値段も一気に下がります。今の不動産マーケットはそのような局面に入りつつあるとの見解の人が多いですね。


同じ局面に遭遇しても、それぞれが違う判断をし、それぞれが違う行動をすれば、そんなに急激な変化にはならないでしょうに。人材マーケットもマーケットである以上同じです。かなり一方方向に振れます。


金融の世界は”金融村”と称されるように、似たバックグラウンドの人がインナーサークルを作る傾向にあるようですが、そうなると同じ価値観で同じ方向に振れがちです。それが暴落暴騰を増長しているのかもしれないなと思ったりしました。