転職市場の状況 雑感 2

転職市場の状況を把握しようと、1月後半からなるべく会社を回っています。ちまたではサブプライムローンの影響などで金融機関は厳しいと言われていますが、そうは言っても求人は引き続き多いと感じています。


昨年の金融機関はビジネスを急拡大するため、人員を純増させたい、というニーズが多い状況でした。どの会社も純増させるとなると、当然経験者は取り合いになり、経験者のみに照準を合わせると採用計画を達成できないため、未経験者を採用するケースが急増しました。


さて、今年の状況です。前述のとおり、求人は引き続き多いのですが、昨年、未経験者を採用するほどビジネスの拡大意欲が旺盛だった会社は、未経験者Welcomeではなくなりました。完全に即戦力採用に切り替えです。要するに全体の人数は変わらないけれども、新陳代謝が発生して新たに人材を採用する場合は、同業他社で成果を残したような即戦力の方に限るという状況です。


一方でサブプライムローンの影響を受けていない会社や新しい業態の会社で、これから業況を拡大する会社は、今年も純増ニーズがあります。純増させる場合、「育てたい」という会社も多いと感じます。


昨年からそうですが、未経験の方は純増ニーズのある会社にチャレンジしたほうがチャンスが多いと思います。昨年ほど未経験者にチャンスがある市場とは思いませんが、よく探せば(例えば未経験だが有名なIBにのみ行きたいなどの概念を崩せば)、意外に引き続きチャンスがある環境だと思います。