求人情報収集活動中の雑感

本日は朝、外資系証券会社に求人の話を聞きに行き、某PEファンドの方と情報交換でランチを食べ、午後に日系大手証券会社に求人の話を聞きに行って会社に戻ったら、もう15時。帰ってきてからメールの処理をして、気づいたらどっぷり日が暮れてました。一日は早いです。


朝方、話を聞いた外資系証券会社のチームは新設のため、数人と少数精鋭。新しい組織なので、過去の経験を引きずらない、未来志向の人が良いとのこと。また、チームワークや相互信頼関係が重視され、”オレがオレが”と主張する方は向かないとの話でした。私の経験上、たいていの少数精鋭の組織は個人の目標管理が厳しくなく、チームワーク重視です。人数が多い中で競争させられるのは切磋琢磨になりますが、人数が少ない場合競争している人同士の距離が近すぎ、かつ、緩和剤もないため、人間関係がぎすぎすしてしまって、苦しくなることが多いからではないかと思います。話を聞かせてくれたディレクターの方も「仕事を選択する際に、年収・仕事内容・人間関係の3つのファクターの中で、重要なのは人間関係だと思う。人間関係が良くなければ、仕事はつまらなくなるし、お金を貰っていても長く続かない」と仰っていました。まさに、当社自身の採用哲学とぴったり!もちろん、良好な人間関係が築けるかどうかは実際にやってみなければ分からないこともありますし、他のファクターを重視される方もいらっしゃると思います。それは決して悪いことではありません。ただ、どの価値観を優先させるかという優先順位をもっていないと、決断の際に混乱します。


年収と言う話で思い出しましたが、先般の痛ましい事件の際に、某外資証券会社系PM会社(プロパティーマネジメント会社)の30歳の社員年俸が1億5000万円などという一部報道がありました。年齢と経歴から推察して、その水準はありえません。一桁違うと思います。マーケットのディーラーであればあの年齢でもあり得ますが。「えー、外資系PM会社はそんなに貰っているのー?」と驚き、転職を考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、(マスコミの方には申し訳ないですが)事件直後の情報には間違いも多いので、くれぐれも惑わされませぬよう。


話は変わりますが、本日話を聞いた日系証券会社は相当、組織を変えるそうです。人の新陳代謝こそが組織の変革だと思いますので、今後人の出入りが激しくなりそうですね。余談ですが、その証券会社の投資銀行本部の若手の丁稚奉公期間は月120時間(!)の残業をするそうです。一日に直すと6時間の残業ですから、毎日午前9時から定時18時+残業6時間で午前0時、もし21時に帰った日があれば、翌日朝3時まで残業しないと、月120時間までは到達しません〜。年収が高いのも納得ですよね。投資銀行に行きたい方は本当にそこまで仕事をしたいかどうか、自問していただいた方が良いと思いますよ(^^;


また、PEファンドの方からはためになる業界情報を伺ったのですが、今日はこれから面談とそのあと同期会があるので、その話はまた今度。